「塩」よさらば
韓国で「チャンラン」と総称される魚介類の塩辛の食塩添加率は、高い場合は20%を超えます。
これは、通常の味覚を持つ日本人にはとてつもなく塩辛く感じられる濃度です。
日本で作られている他社のチャンジャも、この高い塩度を保つ場合が多く、チャンジャというものは
しょっぱい
にがい
辛い
と感じられていた度合いが大きいといえます。
塩分が多ければ当然保存性は増し、そのため他社製のチャンジャには賞味期間が1ヶ月を超える ものも多いのです。
しかし、これほどの塩辛さになれば、味覚に訴える旨さやデリケートな食感は全て打ち消されてしまいます。
弊社のチャンジャは、驚くほどに低塩度です。残留塩度は5%を切ります。
それだけ、タレ【ヤンニョム】の旨みが生きてきます。
もちろん、塩分が少なければそれだけでよいというわけではなく、繊細な味覚を持つ日本人の口に合うチャンジャ作りは、そこからが出発なのです。
結果として特徴的にマイルドな風味を表現するに至った弊社のチャンジャ味付けを真似ようとするメーカーは後を絶ちませんが、一朝一夕に出来るものではありません。